ボーナスステージ突入

開幕してから2週間。

ふがいない戦いが続く千葉ロッテは、

どうやら「ボーナスステージ」に突入したようだ。

ロッテ戦がボーナスステージという訳では無く、

内部のレギュラー争い、1軍争いが

ボーナスステージ状態と言う意味だ。

ミスターロッテと期待された中村や

ゼロからのスタート荻野は早々に2軍行き。

オープン戦機能していたダフィパラの両助っ人は

ランビンバーナム状態に。

昨年の首位打者、一昨年のベストナイン角中、清田は

なかなか状態が上がらず、

キャプテン大地と井上だけで打線を引っ張っている

チーム状況となっている。

何故だか急激に冷え込んだ打線。

理由を考えると、ひとつはオープン戦結果を出した選手を

優先的に使わなかった事(大嶺翔太、伊志嶺)、

そして今シーズンからベンチ入りした戦略担当のスコアラーが

機能していない事が挙げられる。

ハム戦が象徴的であったが、ダフィパラの攻め方で、

インサイドのストレートとブレーキングボールで追い込み、

最後はボールになる落とす球という徹底的したリードで仕留めていた。

他チームとの対戦では何とかヒットを放っていたが、

ハムは徹底するのでフォームをぶっ壊してくる。

昨年はナバーロがこの攻め方に合い、打撃フォームに狂いが生じ

本来の実力を発揮できずに終わった。

今年も同じようにパラデスが大きく崩された。

オープン戦で見極めていた落ちる球をどうしても手が出てしまい、

全てのストレートに差し込まれるようになってしまっている。

これでは打てない。というか打球が飛ばない。

少しでも攻め方の情報が両助っ人に入っていたら、どうなっていたか。

また打線の中心として期待していた両助っ人だけに、

替えがきかない苦しい状態を強いられている。

一説にはキューバの走り打ちバッターを狙っているらしいが、

俊足外野手をここで補強するのであれば、今までのドラフト戦略を

全否定する事になるし、タンパリング疑惑のあるキューバ政府の

選手にはファンとしてはちょっと懲りた。

緊急補強するのであれば、ホワイトセルやブラゼルのような、

日本で実績のある選手が先決であろう。

個人的にはハフマンの雄姿をもう一度見たい。

大きく話は逸れたが、1割台打線の状況。

これは大きなチャンスと浦和の野手陣は見るべきである。

2割打てば使ってもらえ、2割5分打てばレギュラーになれる。

こんなに低い壁、なかなか無いだろう。

どんだけ打とうがレギュラーで出れない選手は他球団に山ほどいる。

こんな状況、ボーナスステージ並みのチャンスだ。

特に個人的に期待している香月一也、早くチャンスを掴んでほしい。

細谷と三木は上がったが、背番号を変えた高濱や根元はこのチャンスに

何してんだ?戦力外から這い上がってきた3選手は何してんだ?

二軍の状況から3割以上打てば昇格できるはず。

ボーナスステージを掴み獲れ。