ミスターロッテの系譜

いつだったか撮った写真。

今江対摂津で、ランナーが大地。って事は今江が4番の頃かな。2014年くらい。

長年「ミスターロッテ(jr)」と呼ばれていた今江が、

いともあっさりとその称号を捨て、FA宣言。色々と思う所があったのかもしれない。

この称号の系譜を遡ると、初芝、有藤と経ている。

その前にそう呼ばれていた人がいたかはよく知らない。

いずれもロッテ一筋でホットコーナーを守り、愛された選手である。

腰高の守備を矯正する為に、打者に対して斜に構えてみたり、

滑らかなグラブ捌きや鋭い打球反応は、ホットコーナーをしっかりと守る今江のその姿は、

まさにミスターロッテの称号を受け継いでいた。

悲しいかな、そんな選手はいつからかいなくなってしまう。

サンデー○○のような称号を継ぐ者が表れた時、その寂しさは忘れるのだろうか。

ロッテのサードはホットコーナーという事だけでなく、

ミスターロッテの称号を継ぐ者が守る必要がある。

外国人では残念ながらそれは埋まらない。と思う。

守備範囲が狭くなろうが、マリンの風に煽られてフライを見失おうが、

ショートの守備範囲に助けてもらおうが、ミスターロッテはやはりサードに鎮座してほしい。

もちろんその為には水上や小坂、西岡のようなショートの介護が必要。

その意識がショートには必要。

こうしてミスターロッテは育っていくのだ。

この称号の継承を2016年、観られるように。