新人の関谷投手
プロ野球選手で成功するには・・、
勝手に想像すると、体力や技術はもちろんの事、精神の部分が大きな要因であると思っている。
ピンチの場面に顔が真っ赤で目線が定まっていない選手を見ると、
どんなに肉体面が優れていようと、観ている側としては、ワクワクというよりはハラハラとしてしまう。
また打撃フォームやピッチングフォームがコロコロと変わって、
自分の持ち味を忘れてしまう選手を見ると、自身の野球理論に自信を持てず、
色んなことを取り入れてしまうという、悪循環に陥っている事を知る。
ちょっとどこかで頑固な部分を持ち、自制のできる成熟した精神状態を持つ選手像が、
プロ野球選手として成功する人なのではと思っている。
今年の新人選手を観ると、この精神面の部分が抜きに出ていると思う選手が1人いる。
ドラフト2位の関谷投手だ。
投げ方を見ると、一本背負いをしているかのようなフォームで真上からボールをたたいており、
足の踏み出し、腰の回転、肩・肘の振りと、まさに全身でボールに力を加えているように映った。
反面、どこかの部分が故障してしまった場合、フォームのバランスが大きく崩れるんだろうなと不安に思ったが、
「過去最高の背筋力をたたき出した」という先日の新人体力テストの結果が記事になった時、
そのフォームに対する彼自身のケア状態の一端を見る事が出来た。
また様々なインタビューを観てみると、常に「1軍」という言葉を口にしており、
どこが主戦場なのかを明確に宣言し続けている。
こうした目標を明確にし続けられる事は、精神の使い方を知っているからこそであり、
自分の課題に対して取り組め、ケアしていける人間なのだろうと感じている。
荘勝雄以来の活躍が期待される背番号[15]番。
プロ向きの精神がどこまで結果に出てくるのか。期待したい。
関谷投手インタビュー(https://www.youtube.com/watch?v=Y-2VW72l2nc&feature=youtu.be&a)