スタンリッジはミンチーなのか?バーンなのか?

ジェイソン・スタンリッジスタンドリッジ)が来日。

他球団で実績十分の選手、特に外国人がやってくると、

過去の選手と比較してしまいがちになる。

外国人投手の移籍組で活躍した選手と言えば、

近いところではグライシンガー、遡るとネイサンミンチーが思い出される。

両者ともに精密機械のようなコントロールを誇り、

打たせてとるピッチングで、先発ローテの一角を長い事担ってくれていた。

反対に期待はずれだった移籍組というと、ディッキーコンザレス、

ケビンバーンという選手が過去にいた。

その他ベクやらコーリーは実績ない中での移籍だから問題外として、

ロッテの長い歴史の中での外国人投手移籍組の事象は多くは無い。

さて、スタンリッジはどちらに属すのか。

打たせてとるピッチングスタイルで、

ストレートの力押しも出来、変化球の精度も高めな印象をもっている。

しかし昨年、対ロッテに関しては負け知らずの4勝をあげている投手であるので、

主観的な印象は良いに決まっている。

客観的にデータを見てみると、被打率は.270を超えて、防御率も3点台後半。

被打率の高さがやや気になるものの、四球で崩れるタイプでは無く、

カウント球になっている変化球を「マリンの風使い」と化してどう扱えるかがカギを握ると思う。

そう、ちょうど活躍組2人がそうであったように、マリンの風属性を身につけられれば、

活躍していくのではないか。

自然環境への適応が重要視される地方球場に対し、データ上好成績をあげている事を見ると、

この補強はかなりプラスに作用する。