スタンリッジはミンチーなのか?バーンなのか?
他球団で実績十分の選手、特に外国人がやってくると、
過去の選手と比較してしまいがちになる。
外国人投手の移籍組で活躍した選手と言えば、
近いところではグライシンガー、遡るとネイサンミンチーが思い出される。
両者ともに精密機械のようなコントロールを誇り、
打たせてとるピッチングで、先発ローテの一角を長い事担ってくれていた。
反対に期待はずれだった移籍組というと、ディッキーコンザレス、
ケビンバーンという選手が過去にいた。
その他ベクやらコーリーは実績ない中での移籍だから問題外として、
ロッテの長い歴史の中での外国人投手移籍組の事象は多くは無い。
さて、スタンリッジはどちらに属すのか。
打たせてとるピッチングスタイルで、
ストレートの力押しも出来、変化球の精度も高めな印象をもっている。
しかし昨年、対ロッテに関しては負け知らずの4勝をあげている投手であるので、
主観的な印象は良いに決まっている。
客観的にデータを見てみると、被打率は.270を超えて、防御率も3点台後半。
被打率の高さがやや気になるものの、四球で崩れるタイプでは無く、
カウント球になっている変化球を「マリンの風使い」と化してどう扱えるかがカギを握ると思う。
そう、ちょうど活躍組2人がそうであったように、マリンの風属性を身につけられれば、
活躍していくのではないか。
自然環境への適応が重要視される地方球場に対し、データ上好成績をあげている事を見ると、
この補強はかなりプラスに作用する。