WBCがうらやましい

WBCが開幕して数日。

何だかんだ言っても話題になっている。

千葉ロッテからは石川が侍ジャパンに選出され、

初戦のキューバ戦で及第点の活躍を見せた。

いやがうえにも注目が集まる初戦に、

先発した石川。

ロッテファンは試合前に緊張でえづいているだろう

石川を、親心のように心配したに違いない。

そんな想いも杞憂に終わり、これから始まる

2次ラウンドで再びその気持ちを感じる事だろう。

本人曰く「緊張はしなかった」そうだが、

果たして次もそのピッチングが出来るか。

話変わって、侍ジャパンを観ていて想う事、

いや羨ましく想う事が多々あった。

そのひとつとして「ホームランバッター」が非常に羨ましい。

ここでホームランが出ないか、と心の中で願うと、

応えてくれる筒香。

以前に大村巌コーチについて、その有能さを検証した際に、

筒香に対し

「全国のベイスターズファンが『ここで打ってくれ』と

願っている場面で必ず打つ。また、『あの打席はすごかった』と、

You Tubeの再生回数がとんでもない数字になる。」

とゴールイメージを与えていた事に触れた。

【有能コーチ】大村巌に見るコーチング論

まさしくそれが結実した姿が今ある。

しかも日本代表でのことだ。

まさしくスーパースター。

こんな選手がロッテに出てこないか・・・

やはりホームランは野球の華という事を再認識した。

そしてもう1つ羨ましいこと、それは

「キャッチャーの経験値」だ。

残念ながらパリーグ捕手としての月間MVPを12年ぶりに

獲得した田村は、侍ジャパンに選出されなかった。

現在、読売の小林が正捕手となり、

ラッキーボーイ的存在として躍動している。

シリーズ前の評価は非常に低く、

やれ「千賀のフォークがとれない」だとか

「キャッチングの癖がバレバレ」とか、

風当たりが強かった。

しかしそんな指摘も良い材料として、

日本代表の扇のかなめとして鎮座している。

これこそが「立場が人を変える」という事なのだろう。

これが田村だったら・・・

とてつもなく大きな正捕手が生まれていた事は

容易に予想がつく。

あとセンターラインの守備の上手さも羨ましい。

同じNPBプロ野球選手達が国を背負って戦う。

ファン目線として羨ましいと感じている中、

オープン戦を戦っている選手達はその姿を見て、

何を思っているか。

めらめらと「いつかは俺も」という闘志を

心の奥底に秘めてくれていたら嬉しい。