いい投球だが気になる被打率 二木康太
昨日(3/30)は、0-5の完敗を喫する。
相手投手に、わずか96球で初完封勝利を献上するという、
野手陣にとっては大きな課題となる試合であった。
一方の投手陣。先発は、プロ初先発の二木康太。
昨年イースタンで頭角を現し、キャンプやオープン戦から
期待されていた投手だ。
持ち味は下半身の粘りから球もちの良い投球と、精度の高い
変化球とのコンビネーションで、ほぼほぼ完成された投球を
見せてくれる。
しかし昨日はかなりの数のヒットを打たれてしまい、
被打率が[.435]というとんでもない数字になってしまった。
1回のピッチングを見る限り、調子自体は悪くないだろうし、
けん制でランナーを刺したところから、極度のプレッシャー
を受けていたわけでは無いだろう。
この1回には岡島と銀次にヒットを打たれているが、これは
打った方を褒めたいような内容。
2回は圧巻のピッチング。打たれようが無い球を投げる。
そして3回、気になる光景が。
嶋が持ち前の流し打ちでヒットを打ち、その次の茂木が
打ったヒット。12の3でかなり強振したスイングであった。
下半身の粘りによって、打者の手前まで球を持っていて、
そこからピュッと切れ味鋭いストレートや変化球を投げる
二木は、相当に打ちづらいはずだ。
現に2回は手も足も出なかった楽天打線において、
格の下がる新人の茂木が迷わず強いスイングした所に
違和感を感じる。
癖が出ているのか、リードやリズムが単調であったのか、
それとも茂木の野生の勘が当たったのか。
その後は、安パイと勝手に見ていたゴームズを起こしてしまい、
今江にはきっちりと恩返しされ、5回持たず3失点で
マウンドを後にする。
こんなはずでは・・
本人もそう思っているだろうし、3回までのピッチングを
観ていたファンもそう思っているであろう。
・実戦経験の少ない新人に強振された点。
・悪球打ちの出来るバットコントロールをもつバッターに、
ことごとく厳しいコースをヒットにされた点。
・日本の野球になれていない不振の外国人にタイミングを
合わされた点。特に抜いた球。
この3つが気になった。
次回の修正に期待したい。