田村の勤問答

テレビで野球を観ていると、面白いシーンがある。

それはベンチの監督の様子。

こと千葉ロッテのベンチにおいては、

象徴的な光景が生まれる。

それが田村に対する伊東監督の勤問答。

投手の球が荒れ始めると、ベンチの監督は口を尖らせ始め、

「投手に声かけに行け」と手のそぶり。

この手のそぶりのスピード感で、イラつき度が分かる。

そして田村がベンチに帰ってくると、勤問答が始まる。

問答の入り口はおそらくこうでは無いか。

「あの打者への配球の意図は?」

これに対する応えが気に入らなければ、この問答は長く

続く事になろう。

一昨日のスタンリッジが投げた試合において、

このベンチの一コマが映った。

コントロールの定まらない序盤のスタンリッジ

ベンチでは口を尖らせた監督が「投手へ行け」のそぶり、

通訳を介さずに何かを話し、なんとかかんとか抑えて

ベンチに戻る田村。

そこへ監督から何か一言。ちょっと強い口調。

あっけらかんと返す田村。

次の瞬間、それを聞いて自分を納得させようと

口を尖らせながら頷く監督の姿が・・

バッテリーコーチのクッションもあったが

この勤問答に対する納得の応えを田村がしたのか。

それとも監督が田村の発言を尊重したのか。

どうにもこうにもこのベンチでのやり取りが

たまらなく好きだ。