4/26-27 対西武2連戦 ~ナバーロブースト~

影響ある選手が登場すると、チーム状態が一気に上昇する。

過去に「ボーリック神話」や「マーフィーの法則」など、

助っ人外国人が大きく活躍すると、勝ち星が増えていく。

西武2連戦のカードは「ナバーロブースト」が起きる。

4/26 先発 石川 VS. 野上

結果 ○ 5-2

野上に対しては嫌な印象は無く、途中まで抑えられていたが

そんなに悲壮感をもたなかった。

一方の石川はフラフラの立ち上がりで、2回に早くも

つかまりかけたが、金子の中途半端なスクイズに救われ、

持ち直した。

すると出ました、デスパイネのわけのわからない本塁打

外角の球を前のめりでこすり気味にフルスイングすると・・

深い右中間寄りのライトスタンドへ。

これぞパワー。投手はたまったものでは無い、

ダメージ大のホームランであった。

その後ナバーロが変化球にタイミングを合わせてタイムリー。

さらには田村のショートフライの間に、ランナーに残る

ナバーロが何とタッチアップするという

・・もう何かノリノリのナバーロが見て取れる。

2軍戦を以前に観た際に、どうも立ち遅れているのか、

ストレートに差し込まれていた印象をナバーロには

持っていたが、変化球には充分に対応ができる。

4/27 先発 二木 VS. 菊池

結果 ○ 7-2

この日を取るのと取らないのとでは雲泥の差が生まれる、

超大事な一戦を二木が先発。

着実に日々成長しており、強打の西武打線を順調に抑えていく。

一方の雄星も150km超の直球がまとまっており、投手戦の

様相を呈していたが、6回に試合が動く。

デスパイネの2試合連続の均衡を破る当たりで雄星が崩れ、

四球を絡めて一挙に5点をあげる。

さらには中村がダメを押して勝負あり。大事な一戦をとる。

西武の中継ぎが相変わらず層が薄く、出る投手出る投手が

自信無さげな顔で、現状牧田くらいしか計算できず、

カルロスロサでも獲った方が良いのでは?と敵ながら心配をした。

(この使い方では牧田が壊れるのも時間の問題か)

またロッテの盤石の中継ぎ陣が、西野に気を使ってか、

内、益田と初自責点を得て、防御率ゼロが松永のみとなった。

(大谷もゼロだが)が、まだまだ盤石であろう。

4月上旬にブースト化した細谷の調子がどん底で、

打席内でわちゃわちゃし始めている。こうなると底なし沼から

出るのが難しく、今のままでは浦和一直線になりそうだ。

いわゆるトップが定まっていない状態か。

二木は目に見える成長をしており、毎試合毎試合観ていて楽しい。

今回はスプリット系の精度が増して、メヒア対策にかなり使えた。

そしてナバーロ。選球眼が非常によく、守備もしっかりとこなし、

それでいて足も速い。そして何よりも野球を目いっぱい楽しんで

いるようで、かなりチームに溶け込んだ印象を持った。

鬱屈していたものが解放され、チーム自体にも好影響を

与えてくれている。

しばらくはこのナバーロブーストが続き、チーム状態は落ちずに

いけるだろう。また渡辺俊介や成瀬が無双していた時のように、

二木も徐々に無双し始め、さらにチーム状態を上げてくれるだろう。

そんな夢想もとまらない、良い2連戦であった。