5/3~5対楽天3連戦 ~下方修正~

【下方修正】

従来の予測や計画よりも低い数値に設定し直すこと。

チームが好調で強い時期には、大いに調子に乗るべきだ。

それによってチームやファンは好循環を満喫できる。

反対に悪循環になった場合は、イメージの下方修正が必要だ。

今カードはそんなカードであった。

5/3 先発 石川 VS. 塩見

結果 ● 1-2×

準エースの石川は最速150km台の速球に縦変化のカーブ、

決め球シンカーも決まり、素晴らしいピッチング。

しかし打線が重く、ナバーロのタイムリーで先制したが、

塩見ののらりくらりとした投球に後が続かなかった。

0-1で逃げ切り体制に入った時、

とうとうこの瞬間が訪れてしまった。

守護神の炎上。千葉ロッテ流に言うと、幕張の防波堤崩壊。

球自体は悪くないと見えるのだが、打者に見送られ、さらには

アジャストされ、長短打絡めて9回裏に大逆転。

観ていて久々に血圧が上がってしまった。

それはギャオスのアホみたいな解説だったり、淡白な打線が

伏線にはあったが、最後の最後でひっくり返されるのは

やはり長時間応援してきた末の事で、ダメージが大きい。

このダメージ、セオリーでは翌日にも響く。

嫌な予感が的中してしまう。

5/4 先発 二木 VS. 美馬

結果 ● 3-5

風使いの美馬だが、コボスタの美馬は恐るるに足らず。

そう切り替えてみるが、5回に二木がつかまる。

2者連続ホームラン・・。テレビで観戦はしていなかったが、

あとから観るといずれも初球で、打ってくださいと

言わんばかりの甘いコース。

投球リズムが単調になったのか、相手ベンチの狙いなのか、

こうも連続で結果を出されてしまうと意気消沈だ。

デスパイネが気をはいたが、角中、清田、大地がブレーキ。

どうも上手くかみ合わない。

前カードで払しょくされた【鬼門コボスタ】という文字が

目の前をちらつき始める。

重い気持ちながらもエースに連敗脱出を託す。

5/5 先発 涌井 VS. ブリガム

結果 ○15-8

予告先発の名前だけを見ると、9割方勝てると思ったこの試合。

大間違いだった。

シーソーゲームが気づけばルーズベルトゲームとなり、

さらに気がつけば馬鹿試合と化した。

守護神西野のお返しとばかりに、松井裕樹に襲いかかり

9回に一挙8点。日本代表のストッパーがことごく潰れるという

由々しき事態ではあるが、そうも言っていられない。

翌日の予告先発を見た瞬間、何とか連敗をストップしなければ

という後の無い気持ちの中で、我慢して逆転を見守った。

0点台を誇っていたリリーフ陣が徐々に崩壊し始め、

強気のリードが身上であった田村がアウトコースシンパになり、

清田が自分の打撃を見失う。

一気にチーム状態が落ちていった。

ファンとしてはこのあたりのイメージを下方修正する。

明るい材料と言えば、スーパーネモトがまだ健在で、

春井口がギリギリ続き、加藤翔平が久々に結果を出し、

中村奨吾が覚醒の兆しを見せ始めた事。

特に中村は三振が無くなり、右へ左へと広角に打ち始め、

何かを掴んだように思う。(頭への死球が不安だが)

体が強そうな選手で、怪我とは無縁でやっていきそうなので、

是非中心選手としての意識を持ち始めてほしい。

バンクと気づけば2ゲーム差。

さて唐川くん。これからのファンの希望をつむぐのはあなたです。

上から目線でオリックスを抑え込んでくれ。

あと大谷くん、そろそろ帰ってきてくれ。ちょっと辛くなってきた。