5/20-22 対オリックス3連戦 ~見違える~
前カードで西武にホームで負け越し、
裏ローテで迎えるオリックス3連戦。
久々の6連戦で、ローテの谷間は誰になる?
その答えはファームで結果が出ていない
新人であった。
5/20 先発 スタンリッジ VS. 金子
結果 ● 4-6
相手エース金子の100勝目が掛かった試合。
空気を読まない事で名を馳せた千葉ロッテで
あったが、最近はこういったメモリアルゲーム
できっちりと空気を読む。
前回登板から未だ微修正が出来ていない
スタンリッジから、T岡田のホームランや、
躍動するブランコが得点を重ねていく。
その間ロッテはノーヒット。
終盤球威の落ちてきた金子をとらえて2点差と
するも、大谷がT岡田に2本目となる
ホームランを打たれて万事休す。
大谷はボールが不思議と真ん中に集まってしまう、
今ひとつの内容。
平沢大河の1軍延長戦はこの試合で終了。
ルーチンを作るなどして、実力の100%を
出せるようになってほしい。
1番細谷の核弾頭っぷりが板についてきた。
是非固定してほしい。
5/21 先発 関谷 VS. 近藤一
結果 ○ 10-3
新人の関谷が初登板初先発。奇しくも日大三高の
先輩である近藤一樹が相手。
捕手も吉田と日大三高の同窓会のような布陣。
関谷はファームではアバウトな制球、特に変化球が
全くと言っていいほどストライクとならなかったが、
この日はまるで別人。
見違えるピッチングを見せつける。
打者の外角低めの制球力は磨き切ったように決まり、
ファームでは決まらなかったチェンジアップとの
コンビネーションがかなり有効であった。
打線の援護も久々に早い回で始まり、
新核弾頭細谷から始まる4連打は見事。
締めくくりのデスパイネのホームランで試合の流れを
大きく引き寄せる。
初回を終えて汗一杯であった関谷は、その後は
涼しい顔で投げ続け7回3失点のHQS。
失礼ながら、まさかの好投で初登板初勝利。
一方の甲子園優勝投手近藤一樹は、試合後2軍へ。
日大三高卒業生で明暗が大きく分かれた。
暗となったもう一人の吉田は、未だヒットが出ず…。
ガッチガチの構えは始動を遅らせ、バットに力を連動
させられず当てるだけとなっている。
これでは厳しいか。
様々な事情があろうが、一度ファームという手もあろう。
また一時期覚醒したかに見えた中村が久々のスタメンで
あったが、この日も3タコ。精彩を欠き続けている。
弟分の平沢が逆効果となってしまったか。
5/22 先発 唐川 VS. 西
結果 ○ 5-1
去年はこの予告先発を見ると、8割方負けを意識したが、
今年に関してはというと期待を持てる。
昨年と比べて見違える投球を見せる唐川。
未だ勝ちがついていなかったので、完全復活とは
呼べなかったが、この日ようやく勝ちがつく。
前2戦と比べて、制球が大きくばらつき一番調子の悪い日
かも知れなかったが、修正能力を持っているのが唐川。
カーブで腕の振りを再生させて、ストレートで押して、
変化球で打ち取る。
ほんの少しだけ、あの唐川がよみがえった。
だが未だ信頼を大きく壊した年月の長さから、
過度な期待はしないようにする。
次の試合に、コーナーにボール数個分の違いで投げこむ、
精密機械のような唐川を見せてほしい。
1番細谷がはまり、一方の2番高浜は5タコとブレーキ。
2番は大地なんじゃないか。そうすると固め打ちのある、
スキのない打線、マリンガン打線が完成するはずだ。
次カードはハム、そしてその次はバンクと続く。
まるでRPGのように相手のレベルが上がっていくが、
これこそが真価を発揮するところ。
前半戦最大の山場であろう。
まずはバンデンを破った有原から。
この流れに乗っていこう。