5/17-19 対西武3連戦 ~収束~

2銭連続の馬鹿試合を取り、逆転のロッテと呼ばれ始め、

得たモノは果たして・・・

5/17 先発 石川 VS. 佐藤

結果 ○ 5-2

先発石川に吉田のバッテリー。

田村は馬鹿試合を演出したという事で外されたか。

一方の西武は佐藤。

肘井に顔面デッドボールを喰らわせた選手で、

ノーコンかと思いきや飄々とストライクをとってくる、

なかなか良い投手だ。

勝ち投手の権利を意識したか、5回にその佐藤を攻略。

2試合連続で細谷が活躍。

立花コーチの助言が利いたそうだ。

滅多に出てこない名前であったので、何か新鮮に聞こえた。

デスパイネにもダメ押しタイムリーが生まれ、

久々のロースコア勝利。良い勝ち方だ。

石川はようやく3勝目。相手エース、特にバンデンとの

対決が多かった為勝ち星は伸びていなかったが、

投球内容は抜群だ。今シーズンは全ての試合がHQS。

直球で押せるようになったのが、かなりの強みだ。

願わくば、大嶺祐太に対して何か発奮材料を与えてほしい。

過去に五右衛門効果という事で記したが、その高い意識が

周囲に影響を及ぼす事が出来れば、エースの階段を登れる。

5/18 先発 二木 VS. 菊池

結果 ● 0-3

久々に岡田がスタメン。左右を気にする派な監督としては、

対雄星で奇策とも言える1番岡田。

それがハマらず、銀仁朗の好リードもあり、

雄星が手を付けられ無い状態に。

チャンスは4回の1度だけ。これではどうにもならない。

一方の二木。

一巡目は好調さを見せつけるように、木村、鬼崎あたりは

手も足も出ないような投球を見せる。

しかし中村のエラーから失点し、次の回に2死から

前の打席全く合わなかった木村を歩かせてしまう。

同じく全く合っていなかった鬼崎に2点タイムリーを打たれ、

序盤で3点を失う。

本人がコメントしているように「もったいない」

防げた失点であっただろう。

只、打線が完封されている日なので

「今日はこのぐらいにしといてやろう」と

この試合は吉本新喜劇ばりに切り替えた方が良い。

最近、大地の守備力が向上したように見える。

攻めの姿勢で守備をしている。これこそがセンターライン。

これも平沢効果か。一方の中村は覚醒したかと思ったが、

どうやら収束したようだ。

5/19 先発 涌井 VS. 高橋

結果 ● 1-2

確実に取っておきたいエースの投げる試合。

1番に根元を置く布陣。細谷を外すとは、これまた奇策か。

西武が行っている、去年ヤクルトが成功した

打てる選手を固める作戦として、3番の清田から

6番ナバーロまでを固定しているようだが、

せめて2番から固めて欲しくも思う。

大地2番案、もしくは角中2番大地5番案はダメなモノか。

相手の高橋はダイナミックなフォームで、見ていてかなり

清々しい。ストレートもアバウトだが速く、

序盤のロッテの拙攻に助けられてから乗っていった。

そしてエースが一発に沈む。

一発は仕方がない。その1点を取り返せない打線に問題が。

スーパー根元とナバーロブーストはどうやら収束したようだ。

スーパー根元はいつものように数試合で終わってしまう。

首が涼しくなる事は無いだろうが、これではダメだ。

外野にも挑戦したようだが、一塁しか守れないという足枷は、

どのような働きを求められるようになるかを、自分の

考えているもっと上の位置に置かなければいけないだろう。

ナバーロは内角攻めにかなり臆病となったか。

困ったものだ。

この日スタメンであった平沢も、プロとの差を

見せつけられただろう。

西武の中崎を見て、何を思ったか。

ドラフト1位選手が超変則な、失礼だが不恰好なフォームに

なっても食っていこうとするのがプロの世界。

もう一度鍛え直して帰ってきてほしい。

馬鹿試合から諸々が収束してしまったこの3連戦。

ここで頼れるのは安定した実力だろう。

こういう時はベテランの力が必要。

そろそろあの人が戻ってこないものか。

次カードはあの人が昨年2本塁打した京セラだ。