童話【デスパイネ物語】

見たくなかった文字が

yahoo!ニュースのトップに表れた。

デスパイネ退団」

定かではないが、マネーゲームに負けて、

退団が決定した模様。

プロフェッショナルな契約社会であり、

ましてや国家が絡む交渉において、

マネーゲームに負けるとこうなるのは

自明の理である。

頭ではわかる。

だが心はそうはいかない。

誰かがこんな例えをしていた。

「相思相愛の慎ましいカップルに

横から王様が金にモノを言わせて

その仲を引き裂くかのよう」

なるほど。

童話にありそうな内容だ。

パターンとして、

最終的にはこの王様は滅びるだろう。

同一リーグから主軸を持っていく。

しかもキューバ政府との交渉開始以来全く

手を出さず、ある程度見極めたうえで

おいしい部分をかすめ取る。

これが本当だとすれば

えげつない。

合法だろうけどもやり方はダークだ。

これが別リーグで、キューバ人で大失敗した

読売に取られるのであれば、まだマシ。

まあそれほど後が無い、余裕が無い状況

という事なのだろう。反対に考えれば、

組織の衰退が始まっているようにうつる。

あんなに若手が伸び伸びしていて、

未来が明るそうで、最強だった球団が、

急激に萎んでいるようだ。

まあそれならばそれでいい。

こうなったら、デスパイネが超せなかった

1年目ベニー、ホセフェルや、

2年目ボーリック級の選手が現れるのを

祈るしかない。

阪神のゴメスが来そうだが、

野手で他球団のお古で成功した記憶が無い。

パスクチクラスの選手をバンバンとろう。

あとこれを機会に、

球団はちゃんとした外国人スカウトを雇おう。

最後に・・・

パイネは何度か町で会って、

幾度となく握手をしてもらった。

問題児と噂されていた1年目に

気軽に握手をしてくれ、そのギャップに

嬉しかった記憶がある。

日本の生活を満喫していたようで、

3年目の今年会った頃には、スマホに夢中な

日本人のようになっていた。

カルロスロサから継承されている、

周りのスタッフの環境づくりが

上手くいっていた証なのだろう。

環境がガラリと変わるだろうが、

頑張ってほしい。

あとロッテ戦では手加減してくれ。