この選手が活躍してくれなきゃどうにもならん【キーマン2人】

チームはデスパイネ、ナバーロと助っ人大砲が抜け、

戦力外通告で幾人か抜け、その代わりに

新外国人、ドラフト新人、テスト入団生が入るなどし、

新陳代謝を行った。

2016年の戦力で3位。

今シーズンはそれ以上をやはり目指したいところ。

目標を達成するべく、野手と投手のキーマン一人ずつを

あげてみる。

野手はこの人

清田育弘

一昨年に覚醒し、打率3割超、15本塁打

千葉ロッテの主軸まで駆け上がった。

しかしながら昨年はマークが厳しくなり、

自分を見失い、大きくその成績を落とす事となる。

デスパイネという最大のポイントゲッターが抜けるのは

既定路線であるが為、その役割を現有戦力でしっかりと

補っていきたいところ。

実績の無い新外国人や、1軍半の選手達にその役目を

負わすのは現実的では無いため、

やはり一昨年ブレークした清田に期待したい。

というか、清田がダメなら優勝は出来ない。

そんなレベルであると思う。

人一倍練習する選手であり、その肉体やポテンシャルも

長距離砲に近いものをもっている。

一昨年はいわゆる「マン振り」をしなくても

打球の飛ぶことが分かり、すり足打法から追い込まれても

カットで軽打する事が出来、初球から恐れずに

ガンガン振っていけていたように思う。

それが昨年は内角を意識させられ、アウトコース

広く感じるようになり、外の落ちる球を見逃す事が

出来なくなっていたようだ。

強打者はやはりインコースをどうさばくかに掛かっている。

今シーズンに関しては、デスパイネ、ナバーロといった

大砲の穴から、清田に比重を多く置かれるだろう。

より厳しくマークされる中で、どのように自分の打撃を

確立させていくか。いや、確立させたものをどのように

思い出していくか。

超積極打法指示の立花コーチが代わったので、

後を継ぐ山下コーチがそれをどう気づかせてあげられるか。

また新しく設けたポジションである、戦略コーチの

石貫コーチがそのリードの特徴を清田にどう伝えられるか。

それをもって清田がどういう成績を残していくか。

注目したい。

最低限.280で打点80はお願いしたい。

一方の投手のキーマンは、ベタではあるがこの人

涌井秀章

未だ契約更改されていないのが、何故だかよく分からないが、

もめないのであれば、今年もやはりエースである。

投手コーチが有能なお陰で、千葉ロッテの投手陣は

例年にないくらいに充実している。

先発を見ると、

涌井、石川、スタン、唐川、二木、関谷

と言う昨シーズンのローテに

佐々木、酒居、西野、チェン、古谷、大嶺と

二巡目のローテが組めるほどになった。

また中継ぎ陣も

南、大谷、松永、藤岡、田中靖と入り、

ストッパーに

内、益田と、

枚数、実績共にかなり充実している。

怪我を考慮すると、このくらい充実しておけば、

シーズン中は困る事は無いだろう。

もちろん怪我が無い事に越したことはない。

そんな中でキーマンとさせてもらった涌井。

この選手は何が凄いかって、相手チームのエースに

しっかりと勝てる投手であるところが素晴らしい。

一昨年は最多勝を取り、昨年も二ケタでしっかりと

貯金3つを作ってくれた。

涌井がエースローテである1番手でいるお陰で、

石川の成績は落ちる事はないだろうし、

復活に掛ける唐川、西野も良い成績を上げられると思う。

また期待の新人、佐々木、酒居もどこで使われるか

分からないが、そのエースの姿を見て想う所がかなり

大きいであろう。

大嶺、二木、関谷、チェンあたりは、自分の居場所を

しっかりと1軍に残せるようにしていかねばなるまい。

やはり涌井がこのチームの浮沈に大きく関わってくる。

昨シーズン同様に、2ケタ、貯金3以上あげてもらえれば、

チームはかなり良い成績になるはずだ。

残念ながら、有能コーチとしてならした小谷氏が抜けて、

2軍からの突き上げが弱まりそうではあるが、

盤石の投手陣がチームを支えるのは間違いない。

野手陣も1点をしぶとく獲り守り抜くという

野球が出来れば、今年の秋は笑顔でいれそうだ。

現時点での話であるが、今シーズンは

清田と涌井、この2人に何とかやってもらいたい。