観客動員数最下位の演出

我が応援する千葉ロッテが、何年か連続で観客動員数が最下位という

悲しい事態が続いている。

ボビー期に動員数が最高を記録して以降、徐々に減りはじめ、

最近では増加傾向ではあるが、12球団を通してダントツ最下位で

あるそうだ。

うーん。。悲しい。

原因を考えてみると、

・ スター選手の不在

・ 地域密着離れ(商圏内のPR不足)

・ 立地条件

・ 屋外球場の気象条件

「スター選手の不在」は、昨今の侍ジャパンやオールスター選出される

日本代表クラスの選手の減少や、西岡のように芸能人とデートする番組

に出たり、球場前のステージで歌ってしまう目立ちたがりの選手が

居なくなった事が要員であろう。

只、これは一つのきっかけで大きく変わるであろうから、

平沢や肘井など、若手が活躍して大いに調子に乗ってもらいたい。

「地域密着離れ」については、QVCマリン周辺の商圏に対するPRが

不足しているのではないか。

例えばバレンタイン通りが出来た打瀬周辺で、地域の小さなイベントに

出席してみたり、小さなスーパーにゲスト出演しファンと交流して

みたりと、地道な活動が最盛期からすると減っていると思う。

帽子をばらまけとまでは言わないが、こうした小さくとも身近に

触れ合えるイベントは、老若男女に認知されるチャンスである。

「立地条件」に関しては、はっきり言って問題ないと思っている。

確かに東京駅の京葉線に向かうロードだったり、海浜幕張駅からの

球場に向かう道であったり、総武線や京成線駅からの交通機関だったり

色々苦労する事は大いにある。

しかしながら、その球場に近づく時間をどう演出するか。

これが非常に大切な事なのだ。

先日、千葉市と応援バナーを共同で海浜幕張周辺に掲載するという

ニュースがあったが、それが3/31までの期間限定という・・

なぜシーズン期間中では無いのか。

駅から球場までのルートで、選手の写真入りバナーがそこいらにあり、

千葉ロッテの25年の歩みだったりがバス内に掲示されていたり、

応援歌の練習がバスの放送で出来たり、

球場に近づくにつれてボルテージが上昇する演出が欲しい。

そして球場について広がる緑の人工芝と大型のスクリーン、

躍動する選手たち、見渡した人々の鳥肌を立たせるまでの演出。

また帰りの京葉線の東京駅の長い道のりの最後に、選手たちの写真で

「応援ありがとうございました」というポスター一枚掲示するだけで、

「また行こう」だとか、仕事帰りに「たまには行こう」と思わせる

事が出来るのだ。

そして最後の「屋外球場の気象条件」であるが、これにはメリット

デメリットがある。大空の下の野球観戦、そして花火観戦、

これはドーム球場では味わえない粋な条件となる。

野球を好きでない人を連れていこうとすると、大きなネックと

なるのがこの気象条件であるが、それは引率者の暑いトーク

カバーしてもらうほかない。

これをクリアしなければ、その人は2度と誘わない方が良い。

CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネージメント)導入で

一躍有名となった千葉ロッテの集客方法。

それが今や昔。

だが改めて考えてみると、心を震わせる瞬間がいくつ球場であるのか。

人の主観にどれだけ作用できるのか。

結局はこれらがカギを握っている。