得意の開幕ダッシュ成功から過去の教訓
投手が粘り打線が少しずつ相手を打ち崩していく。
強い。これは盤石の勝ち方。
千葉ロッテ得意の開幕ダッシュに成功。
ことロッテには、春にまつわる名を持つ人がおり、
その選手の活躍によって、開幕ダッシュに成功する場合が多い。
例)「春井口」「春の妖精」
そして後半に垂れてくるのが例年のロッテ。
それは「春」属性の選手がことごとく不調や怪我となり、
投手陣の層の薄さは、付け焼き刃のような外国人やトレード
をシーズン中にしてまかなうようになり、ビュンビュン後続に
抜かされていくのが定番だ。
例)吉井、ベク、吉見
最近ではエースや外国人の中4~5日のスクランブル登板に
よって、なんとかかんとか後半戦を戦い抜く事が主流と
なっているが、翌シーズン以降のダメージがかなり大きい事が
よく分かった。
例)唐川、グライシンガー、成瀬
しかし今シーズンに関しては「春井口」と「春の妖精」を温存でき、
色々あった新外国人も未だベールに包まれた状態である。
また先発陣も外国人枠が4つ中2つしか埋まらない中で、
アジアの両投手がどう変化するか、また付け焼き刃ではない
新しい投手の獲得があるのか、まだまだ積み重ねられる要素はある。
一方、盤石の中継ぎ陣。
大谷が調整しているが、早くも
「中継ぎ陣を休ませたい」
という声が出てきているのが、ちょっと恐ろしい。
勝利数が多くなると、勝ちパターンの救援陣を出す事となり、
登板過多にどうしてもなってしまう。
その勝ちパターンを、一時のYFKのように
シーズン終盤まで維持できるか。
今年のロッテが躍進し続けられるかは、
それにかかっている。