行き当たりばったりなチームカラー

本日、千葉ロッテに関するニュースが

2つ飛び込んできた。

相変わらず行き当たりばったりなチームである。

ひとつは「QVCマリンフィールド」のネーミングライツ

途中解約問題である。

千葉マリンスタジアムと言われた球場名の

ネーミングライツ権を販売するという事で、

10年間の超長期契約でQVCという通販会社が

獲得したのは記憶に新しいことである。

その企業が途中解約を申し出たという。

確かに激動のこの時期に長期間企業の業績を安定させるのは

難しい事だろう。ましてやテレビショッピングという事業を、

主な生業としているのだから、尚更である。

しかし驚いた事に、このネーミングライツ契約には、

途中解約の条項、取り決めが無かったのだそう。

まさかである。

このネーミングライツ権の費用は、市と球団に入る事に

なっている。当然、途中での契約破棄に関しては

それが払えない状況で無い限りは、違約金が発生するべきである。

携帯電話の途中解約で違約金が発生するのと同様で、

当たり前の話すぎる。

QVC側は、契約に盛り込んでなければ蹴る事は可能なはずだ。

(企業イメージとしてその行為は最悪だが)

千葉市が主体の契約で、企業間の契約に慣れていなかったのか?

何はともあれ、シーズン中のバタバタの嫌なニュースだ。

もうひとつは、育成2選手の支配下登録である。

珍しく昨年のドラフトでは育成選手を指名した。

しかしながらその時点で育成維持に対する支配下選手数が、

2人ほど足りなかった。

クルーズの代わりにナバーロが入り、田中靖をテストでとり、

支配下登録人数が64人となり、育成維持の人数まで残り1人となる。

シーズン中の補強人数としての1枠だとずっと思っていた

が、その1枠が使われぬまま、育成選手2人を支配下登録する事に。

最大の支配下枠は70人、これではハナから育成指名する必要はない。

育成選手として取ったドラフトの意義が問われるだろう。

1軍の外国人枠は4人。

現在はデスパイネ、ナバーロ、スタンリッジと3人の枠を使っているが、

アジア系の外国人2選手が2軍でも打たれており、

期待できない状態となっている。

当然シーズン途中の外国人の補強を期待したのだが、それが行われずに

育成選手枠の解除で幕を閉じる。

また育成2選手も現状では状態の落ちている1軍の戦力になれるような

成績を残しておらず、チーム力の底上げには役に立たなさそうだ。

なんて行き当たりばったりな選手マネジメント・・・

昔からそうであったが、そのチームカラーが定着してしまうのは、

何とも情けない。

夏の千葉ロッテは毎シーズン後手後手になるような気がする。

はあ~~、秋ロッテに期待する。