パリーグCSの展望【下剋上よもう一度】

昨日でペナントレースも終わり、

いよいよクライマックスシリーズが開幕する。

下剋上を虎視眈々と狙う千葉ロッテは、

敵地でソフトバンクと対戦する。

個人的な予想だが、

以下のような先発陣になるのではと考える

8日(土)

涌井 VS. 千賀

9日(日)

石川 VS. 東浜

10日(月)

唐川 VS. バンデン

勝敗によって10日はあるか分からないので、

全体的にかなり流動的であるが、

予告先発システムがあるので、こんな形だろうか。

バンクは和田の怪我の状況が分からないので、

先発の軸が千賀とバンデンになると思う。

2戦目はさすがに中田は来ないと思うので、

調子を上げてきた東浜と予想。工藤監督が策士であれば、

2戦目にバンデンかもしれない。

12日からのCS第2ステージを見据えると、

ハム先発の大谷に誰をぶつけるかが重要になる。

そうなるとバンクの場合はバンデンか

和田クラスをぶつけたい所。

逆算すると2連勝を見越して3戦目にバンデンを

持ってくる方が、バンクの下剋上としては良さそうだが、

これは確実にロッテに足元をすくわれるパターン。

なので2戦目にバンデンを持ってきて、

2連勝をまずとりに来るならば、バンクはかなり手強い。

一方のロッテは先発の軸2人を初っ端に投入して、

2連勝をとりにいく大勝負の博打に打って出るだろう。

伊東監督の好きそうな形だ。

しかしロッテにはメリットがあり、

盤石であったリリーフ陣が最後の最後で枚数が揃った。

という事は、先手必勝で先発を5回まで投げさせ、

中継ぎ陣のリレーで逃げ切るという形もとれる。

先手が取れなくても、6回大谷7回南8回内9回益田で、

その他、西野、松永、藤岡、田中靖が揃っており、

上手く繋げていく事は可能だ。

涌井の球数がいかなければ、勝ち上がった時にハム戦の

2戦目もしくは1戦目からいける可能性はある。

只、第2Sがもつれると、最終戦に登板する投手は

初戦の先発同士になると思うので、やはり初戦は涌井にしたい。

ロッテの理想図はこうか。

バンク戦

○ 涌井 5回 球数70球以内

○ 石川 5回

ハム戦

12日涌井

13日スタン

14日唐川

15日石川

16日チェン

17日涌井

この場合、涌井は2010年成瀬と同じローテーションになる。

バンクの3戦目に唐川が入っても、14日の唐川の場所にチェンが

入り、16日の場所に唐川が入る布陣となる。

まずは涌井石川で第1Sとれなきゃしょうがない。

そんな開き直った形で、全勢力をバンクにぶつける。

そして生じた勢いで北上し、ハムに挑む。

下剋上は2枚看板の球数に注目。