アジャ井上は広島にいたランスになれ!

「アジャ井上、サード挑戦」

そんな記事が出た時に思わず

嘆息を漏らしてしまった。

記事によると、出場機会を増やす為に、

慣れないサード練習をしているのだそう。

求められている事は恐らく違う。

もちろんファーストしか守れない事は、

福浦、井口のベテラン勢に加え

助っ人外国人とレギュラー争いをしなければ

ならない事と同意である事は分かる。

恐らくイ・デホやゴメス獲得の話が出た時に、

アジャとして考えた末の行動なのかもしれない。

しかし一番求められている打撃が、

期待に応えられた数字を全く残せていない。

打率に特化するでもなく、

本塁打に特化するでもなく、

どこか中途半端な打席内容で終わっている。

このブログ投稿でもふれているが、

先日のCSの打席が最も象徴的な内容であった。

打席の中で迷いが生じて結局バットが振れない。

観ていて最も期待のできない打撃内容だ。

自分の力を打席でどのように発揮させるか。

これが改善されない限りは、サードが上手くなろうが

決してレギュラーになれない。

2軍の打撃成績を見る限り、非凡な才能だろうし、

右にも大きな当たりを打てる能力は、

天性のものであると思う。

自分がどんなキャラになるべきか、

もうそろそろ決めた方が良い。

個人的に思うのは、弟子の西武山川が見せた姿が、

大きなヒントであると思う。

三振か本塁打かの選手であっていいと思う。

しかし1週間に必ず本塁打を2本打つ。

1カード1本、12打席で1本の計算だ。

打率が2割そこそこでもそれを続けていれば、

年間本塁打が30本を超える。

そんな選手はロッテでは落合以来出てきていない。

間違いなくレギュラー選手になれる。

もちろんマークが厳しくなって、

容易に甘い球が来なくなる時期がくるだろう。

その時は四球を選びまくって、投手が疲れてくる

夏場に向けて英気を養っておけばよい。

もちろん強烈な空振りの三振を見せつけておくのも

投手に対するインパクトとなって有効に作用するはずだ。

反対に迷った末の三振をしているようじゃ、

「安パイ」と思われ続けてしまう。

そうして7番ファーストのレギュラーを奪取して、

.230ながらも35本70打点の選手となれば、

チームとしてもかなり期待値の上がる打線となる。

アジャゲッツーが増えて「アジャゲ」という言葉が

できても、この本塁打数であれば笑い話になる。

全日本の4番という肩書で多くの選手がロッテに

入団してきた。

近いところでは竹原や大松がそうであった。

昔で言えば丹波などがそれにあたる。

しかし30本の壁を超えられずに退団していった。

その壁を超えるのは、アジャしかいない。

サード練習している暇があったら、

バットを振り込め。配球を研究しろ。

理想像は元広島のランスだ。

アダム・ダンでも可)