【千葉ロッテ】 ドラフト7人+育成2人 【ドラフト成功】

昨日、ドラフト会議が行われ、

千葉ロッテ指名選手が出そろった。

方々よりかなり高い評価を得たロッテのドラフト。

それぞれ選手を動画サイト上でチェックしてみる。

ドラフト1位 佐々木 千隼 投手

きれいに腕の出るスリークォーターの投手で、

150kmに迫るストレートに、スライダー、

チェンジアップ、シンカーを操る。

下半身、特に腰回りががっしりしており、

投げ方に無駄が無い。

きれいな投げ方の分、視聴した動画ではストレートでは

空振りが取れていなかったが、圧巻だったのが

変化球のコントロール

シンカー、チェンジアップはカウント球にもでき、

スライダーの曲がりが非常に鋭く、これで空振りがとれる。

外れではあったが5球団が競合した意味がよく分かる、

かなり高いレベルの選手だ。

怪我など無ければ、間違いなく開幕1軍。

総合力の高さから、必ずローテに入る投手であろう。

しかも面構えも良く、うまくスポットを浴びれば

スター性が発揮されそうだ。

ドラフト2位 酒居 知史 投手

松永出身の大阪ガスの投手。

関西の大社といえば下敷領スカウト担当。

フォームがしっかりしており、

伸びる系の回転が良いストレートで空振りがとれる。

球種のほとんどがストレートなのだが、フォークも鋭く、

この2球種のコンビネーションでほぼ抑えられる。

その他カーブやカットボールらしき変化球を見たが、

ストレートフォークの2球種だけで

やっていけるのではと思う。

またストレートはコントロールも良く、投げミスしても

差し込まれてしまう回転数がある。

同タイプに南がいるが、

セットアッパー候補としてかなり期待できる。

ドラフト3位 島 孝明 投手

地元選手の指名。地域に根差したチーム作りには

かなり必要な事。もちろん実力も充分。

速い球が投げられるという事は、地肩の強さがあり、

体の馬力もしっかりしている証。

コントロールをもっと磨く必要があるが、

体も大きく将来性豊かな選手。

テイクバックが体からチョロっと出てしまう癖があるが、

これをコーチはどうするか。

数年後のエースとして是非育てあげてほしい。

ドラフト4位 土肥 星也 投手

ようやくサウスポーの指名。再び大阪ガスの投手

益田、松永、(中後)を発掘した下敷領ラインなので、

栄光のドラ4選手として期待したい。

投球フォームはテイクバックが非常に小さいタイプで、

楽天の濱矢に似ている。

テイクバックが小さい分、急に球が出てくるように感じるのか、

ストレートで空振りがとれる。

将来性を見越して指名とどこかの記事であるように、

線がまだ細く、持ち球を増やしていけそうなタイプで、

未完の投手であるようだ。

個人的にはスローカーブを武器にできる投手に育って、

ローテーションを守れるようになってほしい。

ドラフト5位 有吉 優樹 投手

このあたりから動画数が少なくなってくる。

社会人野球の補強選手として投げている動画を見る。

千葉県出身の投手で、体が分厚く、投球フォームは

下半身に重心がしっかりとのっており、

球質の重そうなストレートを投げていた。

コントロールはややアバウトで、経験によってそれは

補われていくのか、はたまた怪我とは無縁のような体型から、

猛練習によって克服していくのか、楽しみだ。

社会人から来たというプライドと負けん気をもって、

打者に立ち向かう投球を続けてほしい。

ドラフト6位 種市 篤暉 投手

完全に素材型の投手。

体全体を使ってボールを押し出している印象をもつ。

その為、弱い部分に負荷が大きくかかりそうだ。

しっかり鍛えればボールの軌道が変わっていくだろうし、

それが出来なければ怪我の心配が出てくる。

無理せずに3~4カ年計画で、二木のように3年後くらいに

期待の救世主として出てきて欲しい。

ドラフト7位 宗接 唯人 捕手

ようやく野手の指名。しかも捕手。

プレイ動画が余りなく、ホームスチールした動画が

何故だか上位に表示されていた。

3年時と4年時の体の大きさが雲泥で、

1年間でかなり鍛えたのであろう。

往年のロッテファンがトラウマを抱える、亜細亜大の選手。

久々の指名か。

練習量が激しい亜細亜大を生き抜いてきた選手として、

軽く思えるというプロの練習プラスαで、更なる成長が出来るか。

田村を是非脅かしてほしい。

育成ドラフト1位 安江 嘉純 投手

今年も育成選手を指名。独立リーグ石川の選手。

アーム型の投球フォームで、左足のおろし方ひとつでも

間を変化させたり、駆け引きするのが上手そうだ。

育成選手は一芸に秀でた選手が重宝される。

現状の本格派右腕の多いロッテ先発陣に対し、

打者を幻惑させるスタイルの投手がほとんどいない。

昔で言う所の渡辺俊介であったり、セラフィニやミンチーで

あったりと、変幻自在の多様な投手で

ローテーションをまわせると、3連戦が戦い易くなる。

そういう意味で、持ち味を活かして先発陣の一角に

食い込んでほしいと思う。

育成ドラフト2位 菅原 祥太 外野手

この選手だけは動画で出てこなかった。

ホークス柳田を彷彿とさせるという諸積さんの報告。

スラッガータイプなのか、フルスイングが気持ち良い選手なのか

ちょっと分からないが、一芸と言う意味で三振かホームランか

のような、西武の山川タイプを目指しても面白いのではないか。

課題のひとつである内野陣の補強は行われなかったが、

1軍ですぐにでも活躍できそうな投手を複数とれたのは

非常に大きいだろう。

また地元枠の期待が出来る選手を獲得でき、

角中、石川の活躍により昨今サブフランチャイズ化している

北陸に関連のある選手も獲得でき、

人気面としても良い指名ができたと思う。

来期に希望がもてるドラフトであった。